なころん心のブログ

心のままに書き綴りたいです。

残念な思いをして学んだこと。

メルカリを利用するようになった。

本来ならばフリーマーケットであって、中古品を安く売ったり買ったり出来るサービスだ。

でも、人間ちゅうものは欲が出てくることがある。

 

メルカリに出品されている商品をよーく見てみると、中古品で安く出品されているものばかりではない。

 

なんかレアで、古いものなんだけれど、もう絶版とかで手に入らないような有名人の写真とか、アニメのセル画、亡くなった漫画家のイラストなど、そういったものが新品で購入された時よりも明らかに物凄く高値で出品されたりしている。いわゆるプレミアがついてって奴だ。

 

私も自分なりに納得のいく値段で中古品を出品し、2つほどの中古品が売れた。

いずれも気持ちの良い取り引きであった。

 

郵便局から発送した。

 

でも、送料って思いのほか高いことにビックリ!!

 

送料だけで利益が何もないこともあった。

 

…そうか…送料も安くはないから、そこも頭に入れたお値段で出品した方がいいのだなと…。

 

人は損をしたくない生き物なんすねぇ。

 

そして最近、高価なアクセサリーを絶対に損をしないお値段で出品した…筈だった…。

 

スマホ📱で出品したその瞬間に買い手がついた!おぉ!嬉しいじゃない!!

 

そう思っていたのだけれど…。

 

ゼロがひとつ少ない値段で出品してしまったのだ。

 

取り引きメッセージでやり取りしている時に、途中でゼロひとつ少ないお値段で出品してしまったことに気づいた私は、相手に「すみません。お値段を誤っていたことに気づきました。本当は○○○○円なんです」と伝えたのだが、「キャンセルには応じません!」という答え。

 

メルカリの決まりで違反するからキャンセルはさせない!!とそう言ってきたのだ!!

 

うむ。セコイ強欲な奴だ。

 

仕方なく、非常に悔しく残念な思いで郵便局より発送した。

 

悲しかった。

 

ものごっつう損をした。

 

新品同様ですごーく高価な指輪だったんよ。

 

宝石はタンザナイトにダイヤをあしらった豪華なデザイン。タンザナイトの深い深い美しい色あいといったら…✨✨✨✨✨

 

素晴らしい指輪を手放した。

 

そう、郵便局より発送する時は、悲しく悔しくテメェに災難あれ!と恨みをこめて発送した。

 

 

でもね、私にそのタンザナイトの指輪が手元にあった日々、幸せだったか??というと、そうでもなかった。

 

もちろん、宝石の美しさにうっとりと見惚れてしまう時間もあった。

 

でも、若い時に仏教講座で先生が話していたんだけど、高価な物やお金はあればあったで、人は幸せな状態ではないのだと…。

 

高価な物やお金を沢山持っている時の人間の心は「盗まれたくない!人に盗られまい!」という思いに縛られて苦しむのだそうだ。

 

本当にその通りと思う…。

 

高価な貴金属や宝石ってお金と同じだもんね。

 

それに父と一緒にピアノリサイタルに出かけて高圧的な爺さんに嫌みを言われて不快な思いをした時も、そのタンザナイトの指輪をつけていたんだ。

 

もしかしたら災いを呼ぶ指輪だったのかもしれぬ。

 

手放して、悔しくて、メルカリの取り引き相手に恨み言のひとつふたつでも言ってやりたいとか、そんなことを思っていた時、いいことに気がついたんだ。

 

ミンネやクリーマというアプリで、シルバー台に天然石を留めた安価だけど、可愛くて美しい指輪が出てるじゃん!!

 

だった一つの高価な指輪に執着するよりも、そういう素敵なデザインでシルバー製の安価な指輪をコレクションした方が楽しいかもしれない。

 

宝石の種類もトルマリン、スピネル、トパーズとかいろいろある。

 

それに…。

 

例えそれほど高価な物でなくても大切で、メルカリにも出品したくないアクセサリーは父が出先から買ってきてくれたもの…。

 

温かい思いがこもっている。

 

そちらの方が大事だと…。

 

あぁ、高価な指輪を安値で手放すことになって本当に悔しかった。悔しかった…。

 

悔しかったは過去形な言葉。

 

本当に大切なことに目を向けることができた。

 

今では、値下げ交渉やキャンセルには絶対に応じませんと言ってきたドケチなお相手にも恨み言を言ってやりたい気持ちはない??

 

本当に??

うん。ないかな。

 

少なくとも悔しい思いは和らいできた。

 

ドケチでセコイ心構えをやめよう。

 

そう思った。

 

けれども、残念で悔しい思いが全くないかといえば…微妙なのです…。